
ワン
ゆっけさん、職務経歴書は書けたんですけど、履歴書のほうは何を書けばいいんでしょう…?
同じように悩む方は多いです。
先に結論をお伝えすると、履歴書は「正確さ」、職務経歴書は「アピール」と役割を分けて考えると、迷わなくなります。
履歴書は、経歴に間違いがないことを示す書類です。ここで凝った文章を書く必要はありません。
私自身、公務員・産業動物と職場を変えるたびに履歴書を書いてきました。採用側の書類を見る立場も経験しています。
読み終えるころには、どの欄に何を書けばいいかが分かり、迷わず1枚を仕上げられるようになります。
📌 この記事の結論
- 履歴書は事実を正確に、職務経歴書は実績をアピール
- 獣医師免許は**「獣医師免許 取得」と正式名称で**書く
- 志望動機は**「なぜこの職場か」**を1つに絞る
- 迷ったらパソコン作成でよい(手書き指定がなければ)
結論:履歴書と職務経歴書は、役割が違う
まず、この2つを混同しないことが出発点です。
履歴書で「熱意を伝えなきゃ」と力む必要はありません。
アピールの主役は職務経歴書です。
履歴書は、あくまで事実の確認書類。誤字なく、正確に埋めることに集中してください。
職務経歴書の書き方は、こちらで詳しく解説しています。
履歴書の欄ごとの書き方
ここからは、実際の記入欄を順番に見ていきます。
学歴・職歴欄
学歴は、高校卒業から書くのが一般的です。
大学は学部・学科まで正確に。獣医学部・獣医学科の表記は、卒業証書の通りに書いてください。
職歴は、入職と退職を1行ずつ書きます。
- 病院名・法人名は正式名称で(「〇〇動物病院」の前に医療法人名が付く場合はそれも)
- 在職中は最終行に「現在に至る」
- 最後の行の右端に「以上」
職歴の年月は、職務経歴書と必ず一致させてください。
ここがズレていると、それだけで印象が悪くなります。
免許・資格欄
獣医師にとって、いちばん大事な欄です。
正式名称で書きます。
| 書くもの | 正しい書き方 |
|---|---|
| 獣医師免許 | 獣医師免許 取得 |
| 運転免許 | 普通自動車第一種運転免許 取得 |
| 認定医・専門医 | 資格の正式名称 取得 |
「獣医師」だけでは資格名になりません。**「獣医師免許」**と書いてください。
取得年月も忘れずに。獣医師免許は登録年月を書きます。
産業動物や公務員を志望するなら、普通自動車運転免許は必ず書いてください。
車移動が前提の職場では、意外と重視される項目です。
志望動機欄
ここだけは、少し考えて書く必要があります。
ポイントは1つ。「なぜこの職場なのか」を1つに絞ることです。
複数の理由を並べると、かえって薄くなります。
構成はシンプルで大丈夫です。
この職場に惹かれた点
自分の経験との接点
入職後にやりたいこと
本人希望記入欄
意外と迷うのがこの欄です。
基本は「貴院の規定に従います」で問題ありません。
ただし、譲れない条件がある場合だけ書きます。
- 勤務地に制限がある(家族の事情など)
- 入職可能日が決まっている
- 現職の都合で連絡できる時間帯が限られる
給与の希望は、ここには書かないのが無難です。
面接で聞かれたときに答えるほうが、交渉の余地が残ります。
💡 希望年収の伝え方は 獣医師の年収交渉術 で詳しく解説しています。
職場タイプ別・志望動機の例文
「1つに絞る」と言われても難しいので、型を用意しました。
そのまま使うのではなく、具体的な部分をご自身の言葉に置き換えてください。
動物病院の場合
貴院が力を入れている〇〇診療に強く関心を持ち、志望いたしました。前職では〇〇の症例を担当し、△△の経験を積んでまいりました。この経験を活かし、貴院の診療体制の一員として貢献したいと考えております。
公務員(家畜保健衛生所・保健所など)の場合
産業動物臨床で〇年間、農家の方と直接向き合うなかで、個体の治療だけでなく地域全体の衛生を支える仕事に関心を持ちました。現場で得た知識を、防疫や衛生指導の場で活かしたいと考えております。
企業の場合
臨床現場で〇〇に課題を感じ、より広い範囲で動物の健康に関わりたいと考えるようになりました。貴社の〇〇事業に、現場を知る獣医師としての視点で貢献できると考えております。

ゆっけ
どの例文にも共通しているのは、「経験→気づき→だからここ」という流れです。
手書きか、パソコンか
よく聞かれる質問です。
結論、指定がなければパソコンで問題ありません。
| 状況 | どうするか |
|---|---|
| 「手書き」の指定あり | 手書きで作成 |
| 指定なし・メール提出 | パソコン(PDF) |
| 指定なし・郵送 | どちらでもよい |
古い体質の職場では手書きを好むこともありますが、求人票に書かれていなければ気にしなくて大丈夫です。
大事なのは、字の美しさより内容の正確さです。
書類で損をする、5つのNG
最後に、避けたいパターンをまとめます。
とくに3つ目は、採用側から見ると意外と分かります。
どの職場にも当てはまる内容だけが並んでいると、「この人はどこでもいいんだな」と伝わってしまうためです。

ワン
1枚ずつ書くのは大変ですけど、そこは手を抜けないんですね。

ゆっけ
志望動機だけは、応募先ごとに書き直してください。
まとめ
- 履歴書は事実を正確に。アピールは職務経歴書の役割
- 免許欄は**「獣医師免許 取得」**と正式名称で書く
- 志望動機は**「なぜこの職場か」を1つに絞る**
- 本人希望欄は基本「貴院の規定に従います」。給与希望は書かない
- 手書き指定がなければパソコンでよい
履歴書は、完璧な文章を書く場所ではありません。
正確に、丁寧に埋める。それだけで十分に伝わります。
まずは手元の職務経歴書を開いて、在職期間の年月をそろえるところから始めてみてください。












